どうも、キントキ(@kintokicreate)です。

先日こちらの記事でぼくのこれまでの歩み的なものを書きましたが、今回はぼく自身の仕事観を変えた出来事というか気づかせてくれた出来事を書いていこうと思います。

携帯の販売をしていた頃の出来事

ぼくは高校卒業後、某家電量販店で携帯電話の販売をしていて、そこはとにかく数字重視で客を騙してでもいかにして買わせるかを追求しているようなところでした。

もちろんプランなんかもお客さんの意向関係なしにオプションつけまくるのが会社からの指示(キャリア本体からの指示ですよ)で、ぼくもそれに従って日々業務に打ち込んでたわけです。

今考えると、そもそも違法性のあるやり方で気が狂いそうなことを日々やっていたなーと思いますが、社会ってそんなもんなんだと信じて10代の若かったぼくは必死に仕事していました。

そんなことを日々続けていたある日、いつも通り売り場を見ていた一人の女性に声をかけ接客を始めました。

なんてことのないいつも通りの事で、その女性はぼくが所属していたキャリアで機種変更を検討している方でした。

そうなるとどの機種をおすすめして買わせようかなー、結構この機種の在庫ダブついてたなーなんて考えながら話をしていました(在庫過多の商品を猛プッシュして売りつけたり、人気の機種だと新規で売りたいので機種変更の人には在庫がないと嘘をついて売らないなんてことは日常茶飯事で常識のような感じで行われていました)。

そんなこんなで話をしていると、その女性のお客さんは次の機種に付いていてほしい機能(防水でカメラが綺麗とかそんな感じ)が明確になっている人でした。

そんな場合はその機能の必要性を否定したりデメリットを力説して自分の売りたい機種に持っていけるようにするんですが、その時のぼくはなぜかそのお客さんの要望を出来るだけ満たしている機種を紹介してあげたいと思って話を聞いていました。

今思えば、どんな人であろうとそう思うのが当たり前であり普通のことなんですが、ある意味で洗脳教育を受けていた当時のぼくは普段はあまりそういう考えをしないようにしていました。

では、なぜその人にはそう思ったのかというと、その女性は30歳前後だったと思いますが、別に綺麗な人とかでもなかったので変な意味でそう思ったのではなく(笑)、なんとなく話していると素直で心が綺麗であろう印象を覚え、こんな人に騙すようなことをしていいのだろうか、と感じたからだと思います。

ぼくは携帯の販売をしているうちにキャリア関係なく携帯のことには詳しくなっていたので、その女性が希望している条件の機種が自分のキャリアにはなく他のキャリアにあることを知っていました。

実際、希望の条件を満たしているものがなければ店員さんのオススメのものでいいとお客さんも言ってくれていたので、なにかを売りつけることもできたのですが、結局お客さんがキャリアはどこでもいいと言ったことが決め手になり、機種の在庫があるお店を調べて他のキャリアの商品の説明をしてそっちに行ってもらいました。

上司に怒られるなーと思いながらそうしましたが、その時すごく気持ちのいい「ありがとうございます」をお客さんから聞けたので、まあいいか!とすぐに思えていました。その後、もちろん上司に怒られて次の日からはしっかり売りつけるスタイルを徹底して売り場に立っていました。

すると数日後に女性がまた来てくれて、無事に希望通りの新しい携帯を買えて大変満足しているということの報告と御礼のお菓子と手紙をくれました。多分その時の感覚というか気持ちは一生忘れられないと思います。もちろん手紙もまだ持ってます。

自分が本当にいいと思ったものを正直にすすめたことでこれだけ喜んでもらうことができるんだ、というのと人に対してこれだけ感謝の気持ちをしっかり伝えられる素敵な人がいるんだ、という2つの意味で感動しました。

そして同時に、これ以上こんな仕事をしたくないという思いと自分もその女性のような人間になりたいという思いも芽生え、しばらくしてその仕事は辞めました。

その後は結構な感じでニートを拗らせることになるんですが、ぼくの判断は間違ってなかったと思ってますし、これからも自分が納得できない仕事はするつもりもありません。

そうなるとサラリーマンという立場ではなく、自分でなにかやるのが一番楽なのかなーと思ったりもしてますが、それはこれから模索していきます。

自分の気持ちに素直でいることを大切にする

すごく長くなってしまいましたが、それだけぼくには大切な出来事だったわけです。

自分に素直でいたい!という思いを持って、それを第一にして動けるのはその女性のおかげと言っていいです。

彼女と接することがなければ、今でも自分の気持ちなんて考えないでお金の為や会社に言われるがまま何かいかがわしい物でも売っていた可能性もあります。ほんと、気付かせてくれた恩人です。

とにかくこれからも自分の気持ちに素直に、自分が納得できたことのみを仕事にして生きていくつもりです。そしてぼくのしたことで何か他人の人生を豊かにできることを願って。